初めましての方も何度目ましての方もこんにちは!
なかやんです!
この記事を開いて頂きありがとうございます(^-^)
今回は読書編第1弾です!
現役書店アルバイターがオススメの小説をご紹介します。
今回ご紹介する小説は、知念未希人さんの「崩れる脳を抱きしめて」です。
(実物がこちら)
素敵な表紙ですよね(о´∀`о)
友人に勧められて1年ほど前に買ったのですが読む機会がなかなかなく、本のタワーに埋れていましたw
最近は家にいる機会が増えたこともあってやっと読むことができました!
紹介
基本情報
- タイトル:崩れる脳を抱きしめて
- ジャンル:恋愛、ミステリー
- 著者:知念未希人
- 出版:実業之日本社(2017年9月)
- ページ数:290p
こんな人にオススメ
- スカッとした恋愛ミステリーを読みたい方
- ミステリー初心者or敬遠している方
- 何かに縛られた人生を送っていると感じている方
- 医療関係の職に就いている方
あらすじ
主人公のウスイは優秀な研修医。過去に起こったある出来事によりお金を稼ぐことに執着し、自分を追い込みながらこれまで勉強してきた。
そんな中、研修先のある病院で脳に病を患うユカリという女性に出会う。
ユカリはウスイが過去に囚われている事を見抜き、自分と同じだと伝える。ダイヤの鳥籠に囚われている自分と…。
鳥籠から羽ばたこうとするユカリ。ダイヤの鳥籠とはいったい何なのか?
ユカリとの出会いをきっかけに過去の真実へとたどり着くウスイ。果たしてその真実とは?
ユカリと関わるうちに患者への想い以上のものを抱き始めるウスイだが、診察カルテから判断した彼女の余命はもってあと半年…。
二人の結末とは、、、
感想
読み終えてすぐはまさにこんな気持ちでした。
何とも言えないようなスカッとした感覚。少し迷いましたが、なかやんの中では高揚感と爽快感という言葉が一番しっくりきています。
物語は、プロローグ・第一章・第二章・エピローグの構成ですが、状況が二転三転と目まぐるしく変化する第二章は圧巻でした!
例えるなら、ジェットコースターです!
ゆっくりスタートしてから一気に速度が上がり、気づいた時にはドキドキを残したまま終わっている。
この物語を例えるのにこれほど適したものは他にないと思います!
恋愛ミステリーというジャンルですが、初めからミステリー要素が強い訳ではなく、物語の進行に伴って次第にその要素が強くなっていきます。
これにより徐々に徐々に物語に引き込まれていき、終盤ではページをめくる手が止まりません!
最初は恋愛小説の面が強いため、ミステリー小説に苦手意識を持っている方でも読みやすいと感じるでしょう。
気づいた時にはあなたもミステリーの沼にハマっているはずですw
前述した第二章がまさにミステリー全開で、良い意味で予想を裏切る展開が続くのが特徴です!
また、主人公のウスイは過去に囚われて生きづらそうな人物として描かれていますが、そこに人間味があり共感できる部分が多いと感じました。
なかやんも世の中が生きづらいと感じることが少なからずありますが、それを解消するきっかけは必ずあるんだと思えるようになり、少し気持ちが軽くなりました( ̄∇ ̄)
見どころ
プロローグ
最初の見どころはプロローグです!
物語の終盤のシーンが少しだけ描かれていますが、このプロローグによって作品の面白さが何倍にも膨れ上がっていると言っても過言ではありません!
多くを語れないのがすごくもどかしいです(>_<)
これがなかやんの素直な気持ちですが、読み終わればあなたもこの意味が分かると思いますw
豊富な医学知識
作者の知念未希人さんは、作家でありながら日本内科学会認定医という経歴を持つお医者様です。
本作でも多くの医学知識が書かれていますが、知識の豊富さやその細かさは流石お医者様という感じです!
医療関係の職に就いている方ならば、物語や登場人物が身近に感じてより作品が楽しめるかでしょう。
多くの医学用語が出てくる本作ですが読みづらいという印象は全くなく、すんなりと作品に入り込むことができるのも本作の見どころの一つです。
院長の言動
本作には舞台となる病院の院長が登場します。
患者のことを第一に考えるとても良い院長で物語の要所要所に登場するのですが、何かと含みのある言動が多く見受けられます。
この院長の言動を注意深く読むことが物語の真実へと迫る鍵となる…かもしれませんw
最後に
今回は知念未希人さんの「崩れる脳を抱きしめて」の紹介でした。
初の小説紹介ということもあり、作品の良さを伝えきれているか非常に不安ですが、書いている本人はとても楽しく書かせて頂きました!
興味が沸いた方はぜひ読んでみてください!
読書は電子書籍が良いという方はこちらから↓
ここまで読んで頂いてどうもありがとうございました。
それではまた次の記事でお会いしましょう!
バイバイ(^-^)v